『蓼科日記』複製
今春から、富士ゼロックス京都様のご協力で推進してきました『蓼科日記』全巻複製プロジェクトで、「日記」の1巻から3巻までの複製が完成しました。
富士ゼロックス京都より送られてきました3冊のノートは、原本と寸分たがわないと言いたくなる出来栄え。
改めて、富士ゼロックス京都の技術力に感嘆しました。
また富士ゼロックス京都では、京都の地域大学生スタッフのみなさんに貴重な文化財に触れていただき、若者世代に文化財の価値とそれを維持するための技術の重要性を知っていただくことを目的として、多くの大学生のご参加を得たとのこと。
今回の複製作成のプロセスでも、アイデア出しの段階から活躍してくださったとのことです。
みなさま、ほんとうにありがとうございました。

富士ゼロックス京都の、CSR文化推進グループ・吉田謙一グループ長のお話ですと「初めての製本で少し戸惑いました」とのことですが、送られてきた複製版は、原本の写真や、挟み込まれた「電報」等々も含め、すべてが原本に忠実に再現され、これによって、みなさまに『蓼科日記』を、当時のまま、その雰囲気をリアルに感じながら見ていただくことが可能となりました。

全18巻複製は来春、完成予定。
その折は、前記吉田グループ長始め、富士ゼロックスの皆さまも蓼科にお招きし、この貴重な資料が後世に残ることを喜び、お祝いしたいと思います。

なお、このプロジェクトの「市民サポーター」にご参加いただいた多くの市民の皆さまにも、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
きょう現在「市民サポーター」にご参加いただいている方々は66名に達しました。このプロジェクトがたくさんの市民の方々のお力によって推進されていることを感謝いたします。
加えて、より多くのみなさまのサポートでプロジェクトが力強いものになることを願い、さらなるサポーターへのご参加をお待ちしております。
(ご参加くださる方は、ホームページ上部の「『蓼科日記』複製プロジェクト・サポーターのお誘い」をご覧ください)

*会計報告は全プロジェクト終了時にお伝えしますので、よろしくお願い申し上げます。

新・雲呼荘  野田高梧記念蓼科シナリオ研究所
代表理事  山内美智子                 
  理事  渡辺千明